季節外れのアゲハ蝶
2021/10/30 07:52:48
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あなたもいつかは蝶になる
我が家のレモンの木に季節外れのあおむしを発見しました。
ここ数年、レモンの葉を食べつくしたあおむしがサナギになって、アゲハ蝶になって飛び立っていっていましたが、この夏は姿が見えなくて残念に思っていました。
それがこの季節、突然のあおむし登場‼
なんだか嬉しくて、ネットでその意味を調べてみました。
蝶は卵→幼虫→サナギ→成虫と変身するその姿から
復活・死と再生・変化の象徴とみられるよう。
なかでもアゲハ蝶は運気がよくなる事を知らせる虫で、
こんな小さなアオムシに、
コロナが少しづつ収束に向かえばいいなと願わずにはいられませんでした。
そしてこんな素敵な記事を発見したのでご紹介します。
イモ虫は蝶になることを知らない~あなたの悩みが世界を救う~
ある日のこと、イモ虫が悩んでいた。
「ボクは、あの宝石のように空を飛びまわる、
美しい蝶のように生まれたかったのに……
なぜこんなに小さな枝の上で、
いつも揺さぶられていなければ
ならないんだろう?」
友だちのイモ虫が答えた。
「何言ってるんだ。
オレたちは羽がないんだから、
仕方ないじゃないか?
それに――――」
友だちは、
少し離れた枝に
触覚を向けた。
「蝶になろうとするヤツは、
みんな、あんな姿に
なっちゃうんだぞ」
恐ろしい姿だった。
茶色に変色していて、
まるでミイラ。
友だちが
したり顔で、続けた。
「あれが、蝶になろうとした
ヤツの末路さ。
あんな醜い姿になって、
苦しみながら、
死んでしまうんだ」
いも虫は
くやしそうにうなずいた。
「わかった、
もう夢を見るのは
やめることにするよ」
「そうだ、それがいい。
ときどき襲ってくる
害虫を避けてさえいれば、
目の前にある葉だけは、
なんとか食べられる。
それが賢い生き方だ」
私たち人間も、
イモ虫と同じようなもの。
生きている限り、
サナギになるときが訪れる。
死んだようになりながらも、
細胞は蝶になる
準備を整え始める。
サナギの時期は
とても辛いものになる。
蝶になることがわからないので、
なんで自分だけが
こんなに不幸なんだ、と恨みたくなる。
だけど、恨めば恨むほど、
身体と意識が整わず、
蝶になることから遠ざかってしまう。
多くの人が、苦悩、困難、障害に
いたずらに思い悩んでしまうのは、
自分が蝶になる存在であることに
気づいていないからなのではないかな?
今度、悩みが生じてきたら、
自分はサナギだと考えてみよう。
「もうすぐ蝶になるのだったら、
自分はどんな蝶になるのだろう?」
という問いに、答えてみるんだ。
蝶になんてなれないと
思うかもしれないけど、
蝶になってしまえば、
イモ虫であったことすら
忘れてしまうものだ。
蝶とイモ虫の違いが
なんだか、わかるかな?
イモ虫は自分で葉を
食べるだけだけど、
蝶は蜜を吸い、そして花粉を運ぶ。
遠くに運んでいって、
そして新たな場所で実を結び、
新しい芽生えをもたらす。
蝶は仲介役となって、
まわりに豊かさをもたらす。
だからこそ、
僕はあなたに
蝶になれる存在なんだ
ということに、
早く気づいて
もらいたいんだ。
あなたの悩みが世界を救う!
(神田昌典 著)